【3分でわかる】プレスキットとは?事例も紹介

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プレスキット

メディアとの共通認識を持つために、また間違った内容での情報拡散を防ぐためにPR・広報担当者が用意するプレスキット。今回は事例を交えながらプレスキットについて解説していきます。

目次

プレスキットとは?

プレスキットとは、メディア用に自社に関連する情報を集約したツールです。メディアを介して情報発信する際に必要なビジュアル(画像・動画)や誤認識を生まないための情報がこれにあたります。

各メディアが自由に活用できるようにウェブサイト上に格納する、受動的に活用されることを目的としたパターン。自らメディアに提案する際に印刷して持参する能動的に活用するパターンなど、目的によって格納先が異なります。それぞれの格納先でどこまで情報を開示するかが異なりますが、用意するものは基本的に同じです。(サイトに掲載する場合は一部情報を開示しないパターンもある)。

最近では業界に関連する情報(ニュースレターに近いもの)や、自社内の各部門へのインタビューを行い、その情報を積極的に発信する”プレスセンター”を設置する企業もちらほら出始めています。

プレスキットに盛り込む要素

前述のように、プレスキットに必要な要素は、ビジュアル(画像・動画)や誤発信を防ぐための情報などがあげられます。この辺りを一つずつ整理していきましょう。

初めから全てを盛り込む必要はありませんので、自社に何を目的にプレスキットを用意するのか、そのために何が必要なのかを考え、取り組んでみてください。

ビジュアル(画像・動画)素材

ビジュアルに関連するものであれば、「企業・サービスのロゴ」や、「サービスの利用イメージ」「役員の写真」などがあげられます。中には、オフィスの写真や、従業員のコミュニケーション風景など、企業の文化を伝えるための素材を用意している企業もあります。自社が提供したいメッセージや要素に合わせて、素材を選定すると良さそうです。

利用に際して大幅な加工などによる間違った使い方にならないように、ガイドラインを合わせて共有できると良いでしょう。

また、印刷物にする際など解像度が低いものでは綺麗に見えないので、解像度が高いものを用意しておきましょう。

誤認識を防ぐための情報

情報は刻一刻と変化していきます。特に変化のスピードが早いスタートアップでは尚更です。中には過去の取材内容をもとに情報を掲載してしまったという例もあります。誤情報の発信にならないように、また自社の想い・メッセージがねじ曲がって伝わらないようにする仕組みを用意しましょう。

「企業・サービス概要資料」は少なくとも整理しておく必要があります。会社名・本社所在地・代表者名・事業内容・設立日といった「会社概要」や「サービス資料」などがこれにあたります。また、140文字・300文字で企業・サービス説明テキストを用意しておくと、自社に・サービスについて言及される際に、大きなズレがなく情報発信ができるようになります。

また、取材時に質問されやすい「インタビュー(企業の想い、サービスの展望)」や、対外的に情報発信して問題ない定量情報があれば、売上・導入企業数などの用意しておくと良いでしょう。

この辺りは基本要素ですので、一歩踏み込んで自社や自社を取り巻く環境のファクト(事実)のデーターベース。団体やサービスについての事実(ファクト)を、客観的に整理した情報冊子「ファクトブック」をサイト上に掲載している企業もあります。

プレスキットの参考例

プレスキットは目的、企業の考え方によって内容・ボリュームが異なりますので、参考に複数企業のものをご紹介します。

avast

アンチウィルスソフトをあつかうavastのメディア向け資料では潤沢な素材を確認することができます。プレスキットの完成形として参考にしてみても良いかもしれません。

キャボットコーポレーション

特殊化学品と機能材料を扱うキャボットでは、年次報告書・ファクトブック・サスティナビリティレポート・ロゴと多くの素材をサイト上に格納しています。

Mr.CHEESECAKE

ブランド紹介文や画像をまとめたプレスキットです。要素ごとにそれぞれが用意されているため、取り扱う内容によって編集して活用しやすい素材となっています。

Apple

Appleのようにニュースルームを設けている企業もあります。最新のニュースを自社サイト内に格納し、それぞれのニュースページがら素材がダウンロードできるようになっています。

プレスキット

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